【食育のすゝめ】我が家で成功した幼児の野菜大好き!レシピ集part1 12~1月

たいじゅの畑食農研究室です。

子供に野菜を食べて貰うのって本当に大変ですよね。好きな子なら放っておいても勝手に食べてくれるんですが、嫌いな子は一口も食べてくれないし、ワガママ期にもなると、どうなだめすかしても攻略することができません。。

私の食卓には畑で採れた有機野菜を並べるのですが、食材を触ってもらったりして興味を持たせてあげると多少はうまくゆくこともあります。でも畑に縁がないご家庭ではそうもいきませんね。

こういう時は、数打ちゃあたる戦法で挑むのが無難です。

というわけで、本記事では筆者が毎日朝夕献立を考えて作って、比較的パクパクと食べてくれたレシピをどしどしご紹介していきます。このシリーズはとにかく羅列と、多少の考察をひたすら書いてゆくものです。理由を深くえぐらずに試行回数を高める事に特化した記事です。春夏秋冬の旬の野菜を中心に書きますので、タイトルや掲載時期でご判断頂くと安くて栄養価の高い野菜をたっぷり使えると思います。

日々奮闘中の主婦、主夫の皆さまのご参考になれば幸いです。

①白身魚の野菜餡かけ

冬は白身魚(たら、ひらめ、すずき、鯛のなかま、カサゴのなかま、など)が美味しい時期です。リーズナブルに入手できて旬の栄養価は高く、癖が少ないので子供達にも食べやすく人気があるようです。

片栗粉をつけて中温で揚げ、野菜餡かけをかけると美味しいでしょう。

大人の方向けなら餡かけソースに黒酢・ケチャップなどを加えて黒酢あんにするとGOODです。これは餡かけの素地を作ってから大人の分を分けて調味料を後付することで簡単に2種類の餡ができますので、おすすめです。

私は、白身魚にパンガシウス(業務スーパーで売っています)を使ったりします。このパンガシウス、某有名ハンバーガーチェーンのフィッシュバーガーにも使われているらしく、癖が少なくボリューミーで家計に大助かりしています。その他にもアブラガレイやサーモンなどもお手頃ですね

あんかけのメリットは、魚と油の旨味が味がしっかりと野菜にまとわりつくので、子供が「美味しい!」と感じやすいんですね。子供って飽き性ですから、第一印象で結構決まったりします。

  • にんじん
  • 大根
  • ブロッコリー
  • チンゲンサイ
  • 椎茸

このような野菜をざく切りにして餡かけに掛けてあげます。

1~2歳児さんの場合、自分で掴んで食べる事も覚えますので、指でつまめる切り方で揃えてあげると、興味をもって召し上がっていただけるかもしれませんね。

②玉ねぎと人参、香味野菜のレバーペースト

妊産婦や離乳食期の子供によく勧められるのがレバーですよね。鉄分豊富で、ビタミン(特にA)も豊富。理屈はわかるんですが食べにくいですね。

ところがそんなレバーがなんぼでも食べられるレシピがあります。

それがレバーペーストです。

【余談】私が会社員の頃にいきつけの居酒屋で、レバーペーストをパテにしてバゲットと一緒に食べるというのをやっていたんですが、これが本当に美味しくて毎回頼んでいました。そのアレンジレシピです。

詳しくはこちらのレシピサイト(執筆者は当ブログの管理人と同じです)をご覧下さい。

少しアレンジが必要かもしれませんね。蒸留酒はフレーバー、臭み消しでしかないので、なくても大丈夫だと思います。人参やパセリなどの野菜をちょっと加えてあげると良いですね。

③豚汁

豚汁って不思議なもので、野菜がどんどん詰め込める性質があるようです。。

単に美味しいというわけではなくて、豚肉にはビタミンB1、B2が含まれエネルギー代謝に使われるのでバテ解消になりますし、油膜によって汁の保温性が高まります。また、旨味の相乗効果で野菜がとっても美味しく感じます。これといって野菜の品目を選びませんし、春夏秋冬問わず超オススメです。

  • 白菜
  • 牛蒡(旬は春ですが…)
  • 人参
  • 大根
  • 水菜、小松菜など
  • サトイモ
  • さつまいもなんか入れても美味しいです!

とにかくごった煮みたいにしても遜色ない仕上がりになりますので、冷蔵庫の消費レシピにもうってつけですね。

栄養学的には、ビタミンCをはじめとする水溶性ビタミンも効率よく摂取することができます。

良質な植物性タンパクである大豆も沢山摂取できますので、栄養の優等生レシピですね。

④白菜と赤魚の酒蒸し風

年中あるといえばあるのですが、冬場はカサゴの仲間が旬を迎えます。ですので手に入る方はむしろそちらをオススメしたいところですが、お手軽なので赤魚を推しました。

ポイントは①しっかりと湯で臭み取りすること②煮込まずに火を通ったら供する感じがベスト

蒸し野菜には、甘みのある白菜、香味のある春菊などがオススメですが、苦い野菜は子供は苦手ですね~。

  • 白菜
  • ブロッコリー(の芯、茎もぜひ!)
  • 芽キャベツ
  • 水菜

といった葉物野菜を組合わせて見ましょう。

酒蒸しとはいえ出汁煮のような感じでだし汁:お酒=10:1くらいの割合で充分かと思います。

お魚の臭みがしっかりと取れていれば、そこまでお酒で蒸す感じじゃなくてもいいです。

お酒に含まれるコハク酸、魚に含まれるイノシン酸、野菜に含まれるグルタミン酸の旨味の相乗効果で野菜が美味しく感じる。お子さんの野菜嫌い克服には、とにかく旨味で攻める!旨味の波状攻撃を基本戦略にしましょう^^

何度も言いますが、臭みはしっかりとってあげてくださいね。魚臭いと逆に食わず嫌いになってしまいますので。熱湯を満遍なく掛けてあげるだけで大丈夫です。

⑤根菜のポタージュ(お手軽ver.)

最後にご紹介するのは”ポタージュ”。

「うわ!面倒臭いの紹介してくるし!」と言われてしまいそうですが笑、まあ確かに裏ごしとかなんやらありそうで面倒臭い気がしますよね。

でも裏ごしがいらなかったら割と楽じゃないですか?

実はコーンや空豆というのは裏ごし必須なものでなければ、それほど気になりません。

例えば次に挙げるような野菜。

  • たまねぎ
  • にんじん
  • なす
  • かぼちゃ
  • じゃがいも

ナス!?と思われた方もおられるかもしれませんが、嘘だと思ってやってみてください。美味しいですよ!

これだけはオススメなので、簡単なレシピを記載してみますね(レシピサイトもいずれ充実させてみたいと思います)

【材料(4人分)】

  • かぼちゃ(皮、ワタ除く) 100g
  • 玉葱 80g
  • 人参(皮除く) 40g
  • 白ネギ(あれば) 20g
  • バター 10g
  • スープストック 500cc(固形コンソメ1.5個)
  • 牛乳 180cc
  • 生クリーム 60cc
  • ローリエ 1枚
  • 白こしょう 少々
  • 塩 少々
  • 乾燥パセリ 少々

【作り方】

  1. かぼちゃ、人参、白ネギ(リーキなどの西洋葱でも可)を5mm幅にカット。
  2. 玉葱を繊維を断ち切る方向にカット。
  3. 鍋にバターを加え、こがさないように火にかけて溶かし白ネギ、玉葱を加え弱火で炒める(透き通るくらいまで)
  4. 3にスープストック、ローリエ、カットした野菜を加え、沸騰したら弱火で15分ほどコトコトと煮る。
  5. 竹串がスッと入る程度に柔らかく煮たら水で粗熱をとり、ローリエを取り除く。
  6. ミキサーにかける
  7. 鍋に戻し、牛乳を加え、沸騰直前で火をとめて塩、こしょうで味付けし、最後に生クリームを加える。スープ皿に盛り付けて乾燥パセリを少々振りかけて完成。

いかがでしたでしょうか。

煮て、冷まして、ミキサーに掛けて、再び鍋にもどして牛乳と調味料で味付け。

まあまあ面倒臭いと思われる….かもしれませんが、作り置きも出来ますし一度やってみて欲しいです^^

野菜はアレンジ可能ですが、舌触りなんかを見ながら濾したりもしてみてくださいね。

野菜の摂取がぐんと伸びますし、クリーミーだからあっという間に飲み干してくれますよ!

まとめ

昔はよくあったのですが、最近では子供に気付かれないようにこっそりと混ぜ込むというのは保育としては良くない事とされていますね。堂々と見せて、美味しい料理を作る、それでもイヤイヤと言われればまた違う料理を試す….といった具合に、なるべく無理強いせずに「これなら食べられるや!」と子供たちが自発的に一歩前に踏み出してくれるまで、いろんな料理を試してみましょう。

難しいレシピを一所懸命つくっても食べてくれないのでは、親御さんも疲れますよね。

レシピは簡単かつ最大効果を狙いましょう

子供さんの食育、発達のことを考えると、塩分や糖分、油分でごまかすというのも難しいですので、やはり旨味で攻めるしかありません。旨味の相乗効果を駆使しましょう!粘り強く続けていけば、きっと美味しいと言って貰えるドンピシャなレシピに巡り会えますよ。

最後までお読みいただき、有難うございました。

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