自然探訪紀について|筆者(たいじゅの畑経営者)の来歴と自己紹介

お立ち寄り頂き、誠にありがとうございます。

たいじゅの畑食農研究室です。

私は2018年に長男が誕生して以来、2児の主夫業の傍らフリーランス生活を送っています。

私達夫婦には1男1女(それぞれ5歳、1歳(2024年1月現在))がいます。

現在のスタイルに落着くまではごく普通に進学して卒業、その後は一般企業に勤めていました。転機が訪れたのは2014年、1年間の週末社会人向け農業学校で有機農業のいろはを学び始めたことです。さらに2020年、満を持して新卒からずっと勤めていた会社を退職し、国家資格の取得を目指して2年間(はじめての育児に苦戦しながら…)専門学校に通い始めました。昼間課程の過密なカリキュラムを無事終え2種の資格(栄養士と食育栄養インストラクター)を取得、2022年に開業届を提出し個人事業主として活動を開始した頃からようやく本格的に食の分野で夢を追い掛けることが叶いました。

もともと技術畑で長年仕事をしていたものですから栄養のことや畑のことというのは、文字通り”畑違い”なのですが、私の幼少期を振り返ってみると「食」「植物」「自然」といったキーワードが思い起こされますので「きっと生来望んでいた事なんだろうなあ」と、心の声に導かれるようにして農業(身体に”外から摂るもの”)と栄養(身体の”中でかたちづくるもの”)の学問の扉を叩きました。30代前半に農業500時間、30代半ばには専門学校にて3000時間程度にも及ぶ実地教育(リスキリング)に自己投資してきました。

【発信の思い】食農をもっと身近なテーマにしたい

子供達は産まれてからずっと有機野菜を食べています。「いろいろな野菜にまずは親しみを持って接して欲しいな」という思いからあまり無理強いはせず、栄養バランスが大きく崩れないことに注意を払いつつも畑のものを色々とアレンジして「取りかえっこね!」と食べられる野菜からまずは食べてもらうよう努めています。子供も成長するもので、そうしているうちに段々と挑戦意欲がみてとれるようになってきたのには、親として、一大人としてはっとするものがありました。

なるほど、子供だって目の前の食べ物と真剣に向き合っているんだな….と、子供達を信頼して食を応援することの大切さを学びました。

今では「僕、ピーマン食べられるよ~」と言いながらやっぱ苦い!苦い!と言いつつも口に運んでいます。離乳から初めて早くも上の子で5年、今では好きな野菜の種類も大分増えてきました。また畑に行けば苺やスイカなど、取り放題!

私が農業、栄養と続き、【食農】を志して起業したきっかけは、我が子の食育を通じて感じた「感動」そのものにあります。自らの働く意義について悩む時期もかつてはありましたが、「仕事はやりがいを感じられるものでなければ駄目だ!(子供達が親の背中を見ている)」と、そうして独立起業して自分の得意に特化して邁進していこうと決意しました。

一念発起してから早幾年、ようやく農と食育がはっきりと繋がった感があります。食育活動はBtoB(団体と団体、企業と企業の取引)の仕事で「小規模農業だから難しい(のでやめとこう)」…と諦めてかけている方の為に、解決方法を提案したい。昭和の商店街のように、皆が皆を支え合う「商いの心」と同じく、微力ながらも皆が一人ひとりの食生活を支えてゆければ、私達は”再び”豊かになれるー。いわゆるボランティアというかたちではなく“働く後ろ姿”が輝く【生業である】ことも大切です私が見てきた子供達は、皆目を輝かせていましたし、野菜を手渡すときの大切なお客様も、嬉しそうな笑顔を見せて下さいます。この感動を糧に歩めば、きっと道は拓く。そう信じて活動を続けています。

本ブログで取り上げるテーマ一覧

本ブログはの主要なテーマは以下の通りです。

  • (メインテーマ)育と農業をつなぐ社会活動全般(食農)、献立、栄養学の実践的アプローチ
  • (サブテーマ)一から始める営農、直接販売
  • 野草、山菜
  • ショアで釣れる魚食べてみる
  • 道の駅、産直巡り
  • 育児、家事 etc…….

昼間学校や育児の多忙な合間に起業をした経緯もあり、「カップ麺を作り始めて食べきるまでの時間がない」「夜泣きでたたき起こされたら仕事のチャンス」というのが嘘のような本当の世界で、収益5万/月を安定的に毎月得るための悪戦苦闘記についてもどこかの場所で執筆したいと思っています。

【余談】私の事業は以下のようなものとなっております(【小さな農業】のイメージ通りでしょうか)。

  1. 300平方メートル(約0.3反または約100坪)の元田地を畑地に改良
  2. 新規就農者ではありません
  3. JAとは取引ありません
  4. 狭面積につき、3馬力前後の耕運機で完結してます。
  5. 有機肥料がメインです。黒マルチは使用しますが農薬は使いません。
  6. ストチュウ水くらいなら使おうかと思いましたが、貰って置きっぱなし。
  7. 営業車や作業車は持たず、公称燃費25km/Lのファミリーカーで全部やってます(”汚れない農業”)
  8. 土地はタダで借受けてます。固定費は水利料3千円のみ。
  9. 直販が収益の2/3を占めています。
  10. 作付品種は年間最大100種類です。
  11. 野菜セットを毎週3セット以上、19ヶ月連続で実施(2024年1月時点)
  12. 労働時間は実働70時間/月前後です(時給800円くらい)
  13. 時間さえ許せば相似形で増やしてゆけるモデルです
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私が10年間の試行錯誤で得た周年栽培プロトコルであれば拘束性が低く、収益は完全出来高ですので未就学児の看護によって就業継続困難となる恐れも低いですし、相似形で(限度はありますが)ある程度小さい畑地でも可能ですし、時間が確保出来れば拡張して収益拡大も見込めます。ですので育児で仕事からの離脱を余儀なくされた方や勉学や本業に忙しい方に好適だと思います。私のような営農は(趣味の範疇ならばいざしらず…)特殊ですし、その内容はかなり独自性を帯びております。

事業の中身に直接触れた内容は本ブログで扱うことは回避する方針ですが、収益構造に属する記載事項があったとしても、それらはすべてにおいて予め収益を保障するものではありませんので、ご了承いただきますようよろしくお願い致します。

ブログを通じてお役に立てられれば嬉しいですし、そうでなくても、ただお楽しみいただければ幸いです。

2024.1現在の活動について

現在はほぼ子育てメインと言っていいくらいの状況ですが、いずれ本格的な事業拡大を目論見、隙間時間を活用してプチ農業で定期収入を得たり記事を書いたりしています。

農業の世界に盛大に飛び込もう!とかは今のところ考えていないので、100坪の畑を高効率で運用することで年間6000袋程度出荷しています。直販が収益の柱ですが、京阪神(特に兵庫と大阪が多いですね)のショッピングモールに販売委託しています(宣伝広告の意味合いも大きいです)

一大プロジェクトである食農については、保育園での活動が今のところ主体となっています。

これまでの食育プロジェクトを記事にまとめていますので、是非ご参照ください!